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*その他ココロの病気*
“うつ”のように気分が落ち込んだりする以外にも、“不安な状態”が継続する病気があり、
一般的に“不安”が症状の中心となるこのような病気があります。
うつ病に入るもの、やがてうつ病になる可能性があるものなど
うつ病と深く関係している病気を紹介します。
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パニック障害
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特別な理由もないのに襲ってくるパニック発作で発症する病気です。
この発作は1回で終わることはなく、何度も繰り返されます。
そして、そのうち「また、あのパニック発作が襲ってくるのではないか・・・」という強い不安が患者さんを苦しめるようになります。
このパニック発作が起こることを強く不安に思う症状を予期不安と言い、
パニック発作と並んでパニック障害の特徴的な症状です。
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社会不安障害
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その人が毎日の生活の中で不安や恐怖を感じている状況になると、
こころやからだにいろいろな症状があらわれる病気です。
社会不安障害の患者さんで最も多い悩みが、1対1で人と接するときに必要以上に緊張してしまうことです。
次に多いのが人前で何かをすることへの強い不安です。
これは、字を書く、話すといった多くの人にとってはごく当たり前の動作が、
社会不安障害の人では極度の緊張や不安感から手が震えたりします。
そして、その手の震えを他人に気づかれないかと心配になり、人前でこのような行為をすることを避けるようになります。
“ひきこもり”などは社会不安障害でよくみられる症状のひとつです。
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外傷後ストレス障害
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生命に関わるような出来事を体験した後、ふとしたきっかけでその光景を何度も繰り返し思い出す、
悪夢にうなされる、びくびくと不安・緊張の強い状態が続くなど様々な症状がみられる病気です。
こころに傷を受けるような出来事は、毎日の生活の中のあらゆる状況で生じます。
しかし、外傷後ストレス障害の原因となる出来事に仕事の失敗や失恋は含まれず、
誰であっても強い恐怖や動揺、ショックを感じるのが当然と思われるものに限られます。
ふとしたきっかけでフラッシュバックや、感情の麻痺、過敏反応などが起きたりします。
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強迫神経症
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「強迫観念」と「強迫行為」の二つを特徴とする病気です。
*強迫観念*
馬鹿げていると分かっていても、繰り返し頭の中に起こってきて振り払うことができない考えのことです。
具体的には
★自分や他人のだ液や排泄物が不潔で仕方ない
★ほこりやばい菌を過敏に心配する
などといった「不潔恐怖」に対するものが最も多いと言われています。
*強迫行為*
自分では必要ないと分かっていて、止めようと努力しても、自分の思いに反して繰り返し行なってしまう行為のことです。
具体的には
★戸締まりをしたか、ガス栓をしめたかなどを何度も確認しなくてはいられない
★汚れているような気がしてたまらず、手を何度も洗ったり、部屋を掃除したりを執拗にくり返す
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全般性不安神経症
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特殊な状況に限定されない、理由の定まらない不安が長期間続き、
このような不安にこころやからだの症状が伴う病気です。
不安や心配の原因がある特定のことに限定されるわけではなく、
学校、仕事、家庭生活、健康などあらゆることが心配や不安なります。
全般性不安障害の患者さんが抱える不安は、持続的で程度も過剰であり、本人が思うようにコントロールできません。
患者さんは、自分や家族に何か恐ろしいことが起きるのではないかと絶えず心配し、
そわそわと落ち着かず、身震いをすることもあります。
些細なことにも常に過敏に反応してしまうため、物事に集中することができません。
そして、症状が進むと、睡眠や毎日の生活にも障害をきたすようになります。
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